お葬式費用の相場と違い

家族葬 蓮(れん)

お葬式費用の相場と違い(一般葬・直葬・家族葬)

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日本消費者協会の調査「第10回葬儀についてのアンケート調査(2014年)」によると、お寺へのお布施を除いた葬儀費用の平均額は約156万円です。ただしこれはあくまで平均であり、お葬式の規模によって費用の相場は大きく違います。一般葬・家族葬・直葬について、相場費用をまとめました。

○一般葬の費用相場は160万円程度
一般葬とは、大人数が参列する昔ながらの葬儀のことです。親戚はもちろん、故人や喪主の会社関係、友人関係、近隣など、縁ある全ての人が参列します。大きな式場を借りなければならず、料理や返礼品もたくさん用意しなければならないので多額になる傾向があります。ただ、香典が多いため、収支を計算すると持ち出しは意外に少なくなるのが特徴です。

一般的なプラン料金と、相場といわれる料理や返礼品の金額を組み合わせて、一般葬として平均的な参列者100名の場合の金額シミュレーションをしてみましょう。

【参列者100名の場合】
葬儀一式費用:120万円(プラン料金)
通夜ぶるまい: 10万円(2000円×50人)
精進落とし : 9万円(3000円×30人)
香典返し  : 25万円(2500円×100人)
合計    :164万円

一般葬の相場は160万円程度とみてよいでしょう。100人から5000円ずつの香典があったとすると、50万円の実入りになります。実際の持ち出しは、110万円程度です。

○家族葬の費用相場は80万円強
家族葬とは、故人と縁が深い人たちだけで行うお葬式です。親族中心となりますが、特に親しかった友人などをまじえるケースもあります。20名から、多くても50名程度までの葬儀となります。多くの葬儀社が、60万円からのプランを家族葬用として打ち出しています。30名でシミュレーションしてみましょう。

【参列者30名の場合】
葬儀一式費用: 60万円(プラン料金)
通夜ぶるまい: 6万円(2000円×30人)
精進落とし : 9万円(3000円×30人)
香典返し  : 7万5千円(2500円×30人)
合計    : 82万5千円

家族葬の費用相場は80万円強とみていいでしょう。あくまで親族だけの葬儀として香典を受け取らない場合は、香典返しの必要はありません。

○直葬の費用相場は20万円程度
直葬とは、火葬のみで葬儀をしない送り方です。多くは親族数名だけで火葬場へ出向きます。葬儀ホールを借りたり、祭壇を作ったりしないため、費用はぐっと抑えられます。

簡素な送り方を望む人が選ぶため、香典のやり取りや料理でのもてなしなども省略する傾向にあります。よって、葬儀社の示すプラン料金がそのまま直葬にかかる料金と考えて構いません。棺や霊柩車などを含んだプラン料金の相場は、20万円程度です。

以上、お葬式費用の相場と違いについてご紹介しました。ほかに、宗派に合わせて宗教者への謝礼が必要なことに注意しましょう。最近では、無宗教を希望する人も増えています。

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納棺→通夜→通夜ぶるまい
家族葬の場合、参列者が身内のため、通夜や告別式の受付は用意しません。

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